管理番号 | 新品 :93050419 | 発売日 | 2024/06/30 | 定価 | 110,000円 | 型番 | 93050419 | ||
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ご覧いただきましてありがとうございます。SAECの仮想アース、 SGS-042です。昨年発売されたばかりの新製品で、実勢価格18万円ほどのお品です。
目立つ傷の無い美品です。元箱はありませんが厳重梱包にて発送いたします。アースケーブルはもともと付属しておらず困りましたので、Kojo Clone1B 1.2m()をお付けいたします。あくまで品につき、ノークレームノーリターンでお願いします。
仮想アースがシステム全体の音を左右しかねない程影響力があると分かり、市販されている大抵の製品を試しました。これまで国内メーカーの製品はワイドレンジ感を演出する傾向が強く、また定評のあるEntreqなども銀線ケーブルを使用した際のような、艶やかでキラキラしたハイエンドチックな音にしてくれるなど、積極的に付帯音を付与する製品が大多数でした。本製品はそれらとはある意味真逆の、SAECらしい慎ましやかで自然体な表現のままにオーディオ的性能を底上げしてくれる印象です。
音声信号にまとわりつく付帯音が減少することで空間の透明度が増し、サウンドステージの見通しがよくなり、定位やフォーカス感が向上します。同価格帯のEntreq Silver Tellusと比べても、後発だけあってより練られた音作りであるとともに、Entreq最大の弱点である"ノイズフィルターを通した時のように音のエネルギー感が若干スポイルされる"という事もありません。
また個人的に感動したのは、仮想アースは大抵足許への要求が厳しい(ボードやインシュレーターでコロコロ音が変わる)のですが、本機は入念に筐体設計されているようでポン置きでも満足な音が出たことでした。国内メーカーでこの価格レンジは初めてと思える高価なプライスタグがつけられていますが、それも納得なSAECらしい実直で堅実な製品だと感じました。
以下オーディオ評論家のレビューになります。
・バックグラウンドノイズが後退しヴォーカルが前に迫り出してくる(小原由夫氏)『試作品を今回自宅でテストする機会を得た。フォノイコライザーアンプのアキュフェーズ「C-47」のアース端子にSGS-042を接続したところ、バックグラウンドノイズがスーッと消え(感覚的には後退し)、ヴォーカルがグッと前に迫り出すような印象があった。明瞭度が高まり、実体感が増したのである。伴奏との距離感や音場の立体感もより豊かになった。ピアノトリオでは、鍵盤の微細なタッチがよりデリケートに描写され、弱音部が際立つ。一方でキックドラムの音圧感は高まり、ダイナミックレンジが広がるような感じを持った。』
・特殊加工高純度銅素材がノイズを吸収しグランド電位を安定させる。『音の周辺つまり空間的なノイズの減少が明らかだ。周りがすっと静かになる。これは一般的なアースの効き方で、確かに余分な電流が放出されているのがわかる。バロックは楽器ひとつひとつが鮮明になり、エッジが明確になって切り口がきれいだ。ピアノもタッチの切れが良く、響きの曇りが解消される。コーラスの静寂感もひっそりしてくるのがわかる。静寂感が高まり、輪郭が明瞭になるのとともに楽器それぞれの焦点がシャープに絞られて存在感が高まってくる。バロックならヴァイロリンやリュートなどの位置感、コーラスだと書くパートの相互関係などが見えてくるようになるのだ。単なるノイズ減少だけではない印象である。ノイズによる汚れっぽさや濁りが目に見えて解消される。そして楽器同士の位置感や空間的な奥行き、前後関係などがまるで違って聴こえてくる。』
・仮想アースは“どこ”が効く?サエク「SGS-042」を上流から下流までつないで効果をチェック!